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そーいえば、名前聞いてなかったな。
「ねぇ、名前は?」
「わ、私ですか!?」
「うん、そーだよ」
名前も知らない女の子と登校する約束してたんだな。
流れって恐いわ。
「わ、わわ私は!」
「落ち着いて落ち着いて」
肩に手を置き宥める。てか名前言うだけで緊張しすぎでしょ。
「落ち着いた?」
「…はい」
顔が紅い。どしたんだろ。
「私の名前は『来栖 結衣』です」
「うん、改めてよろしくね、来栖さん」
「あの…名前で、呼んで欲しいなぁなんて…」
「名前で?」
「あ!ダメですよn「いいよ!」まだ会ったばかりで……え?」
なんか凄い吃驚している。
「だから、名前で呼ぶよ!でも、その代わり、そっちも俺の事『漣』って呼ぶこと。敬語も禁止!O.K?」
彼女もだんだん明るい顔になり、
「……はい!」
いい返事をしてくれた。
「じゃあ、行こ。結衣!」
「うん!」
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