序章

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勇者「戦争に意味が……結果的にあったかも知れない」 魔王「そう言ってもらえるとほっとするよ」 勇者「だが続けて良い理由にはなってない。  始めて良い理由にもなっていない。  お前は戦争犯罪人だ。いますぐ戦争を中止して  戦争犯罪者として法廷に立つんだ」 魔王「んー」 勇者「私利私欲でやった訳じゃないってのは  いまの話で、ちょっとだけ判った。  俺が付き添ってやるから投降しろ」 魔王「それは難しいな」 勇者「なぜだ?」 魔王「理由は二つある。6ページ目の資料を見てくれ」 ぺらり 魔王「ここに消費市場としての『南部諸王国』と  『中央大陸』の物流の関係が記してある」
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