序章

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魔王「わかったか?」 勇者「なんだこれは。邪神の儀式か?」 魔王「違う。経済的視点から見た巨大消費市場としての戦争の効用だ」 勇者「……効用?」 魔王「そうだ」 勇者「戦争に意味なんてあるものかっ。  貴様ら魔族が人間世界を滅ぼすための侵略だ」 魔王「勇者がどーシテもと云うなら、ちゃんと戦ってやる」 勇者「っ」 魔王「話によっては、討たれてやっても良い」 勇者「その首差し出せ」 魔王「だから、半日ほど話を聞け」 勇者「……」 魔王「これは100年ぶりのチャンスなのだ」
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