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「ここが、 湖…」
「...綺麗だ──ガラスか、鏡みたいな…」
聡太が見つめる湖は、思い描いていた通りの姿で存在していた。
心に浮かぶ声が、その景色をより輝かせた。
『北海道のね、─湖ってところがあって、すごく綺麗なんだ!!』
『ガラスみたいに透きとおってて、太陽の光が反射して、プリズムみたいに──…』
ああ...やっと来れた。
君の話していた場所へ
君が来たときと
同じ道を辿って....
やっと見れた──…
「光のプリズムだな…」
よく晴れた空の青が映されてる、澄んだ湖を太陽が照らして──
青いプリズムが目に焼きつく。
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