0人が本棚に入れています
本棚に追加
まだ君をなくしたばかりの頃の僕は、廃人のようで…溢れてくる感情をコントロールできずにぐちゃぐちゃに混ぜてた。
君をなくしてしまったのに、涙なんか出なかった。
いるはずのない君をいつも探して…ずっと彷徨(さまよ)ってた。
何をしても何も変わらなくて。
どうしようもないんだと、思いしった。
それが悔しくて自分を責めた。
君を責めたかった。
それでも君は最期に、微笑っていたね───…
『また逢えるよ…』
ねえどうして、神様はエナを奪っていくの…?
何もできない僕は神様を憎んだ。
最初のコメントを投稿しよう!