おもい

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まだ君をなくしたばかりの頃の僕は、廃人のようで…溢れてくる感情をコントロールできずにぐちゃぐちゃに混ぜてた。 君をなくしてしまったのに、涙なんか出なかった。 いるはずのない君をいつも探して…ずっと彷徨(さまよ)ってた。 何をしても何も変わらなくて。 どうしようもないんだと、思いしった。 それが悔しくて自分を責めた。 君を責めたかった。 それでも君は最期に、微笑っていたね───… 『また逢えるよ…』 ねえどうして、神様はエナを奪っていくの…? 何もできない僕は神様を憎んだ。
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