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まよい
ねえ。
もしこんなふうに迷ってしまったとき...
君ならどうするかな?
この想いを歌にして──
遠い君のところへ、風のように運んでいって───
届けてほしい──…。
「好きだよ、エナ」
もっと、もっとたくさん伝えたかった。
好きだ、って──
ちょっとでも、嫌いになんかなれないよ。
エナ──…
「君のいない明日を、僕はどう生きればいい…?」
この空は一体誰のために青く澄んでるのかな。
あの日と同じ空だよ、
二人で見上げてたよね──
一筋の飛行機雲を…
『聡太の夢ってなに?』
『え?夢?う~ん....歌で食べていけたら…』
『歌手になるの?』
『それしか取り柄ってないからな──…』
『フフ…それじゃあコンサートをするときは一番いい席に私を招待してね!!』
あの日の約束はもう果たせないけど、
せめてあの日の、僕の夢を叶えるよ───
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