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「楽しそうだな…。」 私はそう呟いて、改めて隣の家を見つめた。 ボロボロで今にも崩れそうな家だけど、そこに灯っていた灯りは輝いていた。 ―私の家とは、正反対だ。 そう思うと、自然と涙が頬を伝う。 私も、あんな灯りの中で暮らしたい。 私も、あんな輝きのある中で生活したい。 .
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