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その日の夜。 私が部屋でお気に入りのぬいぐるみに話し掛けていると、パパが部屋に入って来た。 「ちょっと来い。」 それだけ言って部屋から出るパパ。 また暴力だと、直感で解った。 ノロノロと、重たい身体を動かして部屋を出る。 あまり時間を掛けると、殴られる回数が増えてしまう。 私は唇を強く噛んで、パパの元へと向かった。 .
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