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「立て!このガキが!」 髪の毛をグイッと引っ張られ、無理矢理立たされる。 「痛っ…。」 私がそう漏らすと、パパはまたお腹を殴った。 「痛いだと!馬鹿な事を言うんじゃない!」 また、パパがお腹を殴る。 「う…あ…っ…。」 痛すぎて、堪えていた涙が流れてくる。 「お前は本当に出来損ないだ!世間に見せられん!」 パパの罵声も、お腹の痛みが強くて耳に入らない。 .
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