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「あ…ごめん。大丈夫?」 男の子がそう尋ねてくるのを、コクリと頷いて返事をした。 「そっか。よかった。」 男の子はホッとした表情を浮かべ、ニッコリと笑う。 「…あの。」 私はおずおずと男の子を見る。 「私に…何の用ですか…?」 さっきから気になっていた事だった。 話したこともないのに、マンガの話なんかしていないのに。 私の家に訪ねて来た理由が知りたかった。 .
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