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男の子は、私に話す。 「夜、部屋に戻って本を読んでいたんだ。 そうしたら、君の家から大きな声と音が聞こえた。」 私は否定も肯定もしなかった。 パパの暴力が誰かにバレたら、パパが怒ってしまうから。 そしたら、暴力がまた激しくなる。 むやみに否定をすると、逆に怪しまれてしまう。 私はただ、男の子の話を聞いていた。 .
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