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遠ざかる夕陽
掴めない光
じわじわと藍色に染まる空
夢も希望も
過去も未来も
泣きはらした夕陽の彼方へ
貴方と過ごした大切な記憶さえ
地平線の向こうに
置いて来てしまったから
他に何が残されているのか
私には分からない
貴方が居ない右隣を直視出来なくて
強くなる風の冷たさに
今にも挫けそうになる
見えない星が
何処か貴方に似ている気がした
失ったものの
大きさを実感するたびに
突き刺すような痛みが駆け巡る
雲に隠れてしまった星を
縋るように追い求めては
あの日言えなかった言葉を
心から叫び続けた
もしも、たった一つだけ願いが叶うなら
【もう一度、貴方に会いたい】
星に見捨てられ
夜をさ迷う
藍色の涙
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