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青年が消えてから5分後、管理局の魔導師が到着した。
?「チッ……またか。これであたしらの任務は2つ潰されたなシグナム。」
赤いドレスの様な服に、右手にハンマーを持った小柄な少女が、ピンク色の長い髪をポニーテールし、右手に長めの剣を持っている女性に話しかけた。
シグナム「そうだな。だが、やった者はかなりの実力者の様だな。」
?「ヴィータちゃん!シグナムさん!大丈夫ですか?」
ポニーテールの女性はシグナム。小柄な少女はヴィータと呼ばれた。
ヴィータ「ん?なのは、どうした?それにフェイトも。」
なのは「魔物が大量発生したって聞いたから来たんだけど……もう終わっちゃったの?」
シグナム「いや、我らも先程着いたばかりだ。既にこの有り様だった。」
フェイト「また………今週は横取りが多いね?でも遺跡鉱山付近の村にも被害は無いし……」
なのは「まぁまぁ。後のことは本局の調査チームに任せよう?」
ヴィータ「そうだな。んじゃ帰るか。」
フェイト「シグナム。帰ったら久しぶりに模擬戦しよ?」
シグナム「そうだな。最近闘って無いからちょうどいいな。」
〔第91管理外世界 地球・海鳴市〕
?「ふぅ~間一髪。全く面倒ばっかり起こす奴らだ。」
ピピピ
青年が独り言を言っていると、ポケットに入れていた携帯が鳴った。
?「リリィか……どうした、リリィ?………そうか、分かった。ありがとなリリィ。んじゃ今から帰るよ。じゃっ。やっと見つけた。後は、管理局の連中より先に手に入れるだけだな。」
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