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同時刻
レイが居た所から西に2~3キロ程の上空では、なのは率いる機動六課のメンバーが魔物の大群と向かい合った。
なのは「こんな魔物見た事ない……それにこの数…」
なのは達の前方には、空一面を覆い尽くしたような数の飛行型の魔物がいた。
ヴィータ「半端ねぇ数だな。ざっとみても2万は超えてる。どうするんだ?」
フェイト「やるしかない。私達がやらなきゃミットに暮らす人達が危ない。」
シグナム「テスタロッサの言う通りだ。我々がやるしかあるまい。」
なのは「そうだね。やるしかない…それじゃ行こうか皆!」
なのは達が動き出したと同時に魔物達も動き出した。
なのは「行くよ。レイジングハート。」
RH【Allright、master】
なのは「ディバイィィィィ……バスタァァァァァァ!」
フェイト「トライデント…スマッシャァァァ!」
なのはとフェイトが放った砲撃は魔物に直撃する寸前、2つの収束魔法によって魔物の大半を消し去った。
フェイト「今のは一体……」
シグナム「高町…今のはブレイカーか?」
なのは「そうみたいです。それも私のマテリアルが使っていた収束魔法……あれを撃てるのは私のマテリアルと……」
ヴィータ「“レイ”って言う奴か……近くにいるみてぇだな。」
皆がほんの僅かに魔物達から目を離した瞬間、大鎌を持った魔物が襲い掛かってきた。
なのは「フェイトちゃん!後ろ!」
フェイト「くっ…」
フェイトが気づいた頃にはすでに鎌が振り下ろしかけていた。
?「“聖なる剣よ、その身を守る盾となれ。剣製・剣牢壁”」
ガギィン!!
金属同士がぶつかり合う独特の音を響かせ、フェイトに振り下ろされていた鎌は剣によって止められていた。
フェイト「と、トライデントスマッシャー!」
?「ったく……この程度の悪魔共に命を取られそうになるとわな……」
シグナム「お前は!!」
?「喋ってる場合か……ここは俺に任せろ。お前達は地上に急げ。この飛行型は囮だ、もうすぐ地上にゲートが開く。急げ!」
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