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レイ「悪魔の書は闇の書より強大で凶悪な物だ。あれは世に出てはならないものだ。」
はやて「そないなもんが何で?」
レイ「悪魔の書は俺の一族の初代当主が悪魔王サタンと契約した時に譲り受けた物だ。初代はその凶悪な力を恐れてサタンは体内に悪魔の書は別の場所に封印し、その場所は代々当主に教えられて来た。盗まれる事がないようにな。だが、それが半年前に盗み出された。」
スバル「それじゃあ犯人は…まさか…」
レイ「そうだ。俺達一族の者だ。一族しか教えられない場所にある物を盗み出せるなら一族の者しかいない。」
なのは「で、でも、何で私達にそんな話を?」
レイ「お前たちを撃墜した後、少しお前たちの事を調べた。単なる寄せ集めの部隊かと思っていたが、部隊長を初めとし各隊の隊長副隊長は幼なじみ、部隊のメンバーも知り合いのようだった。六課の最高責任者も知り合いだったからな。それにお前たちは過去に3度、ロストロギアが関わる事件を解決している。さらに、過去のロストロギア事件の犯人は全員管理局が関わっている。正確には上層部が絡んでる。恐らく、今回の事件にも上層部が絡んでるはずだ。」
はやて「な、なんやて!それはほんまな話しか!?」
レイ「落ち着け。あくまでも推測だ。」
ヴィータ「ってかよぉ、何でお前の初代当主はサタンだかと契約したんだ?」
レイ「初代当主が生きていた時代は戦乱の時代だったそうだ。毎日色んな場所で殺戮が繰り返された……そんな殺戮と恐怖の時代を終わらせる為に、契約した……そうだ。」
はやて「なる程な。そいでレイ君はどないしたいんや?」
レイ「俺は今回の件はお前達と共に解決したいと思ってる。力を貸して欲しい。」
はやて「わかった…っと言いたいとこやけど、その返事もう少し待ってくれるか?みんなで話しあう時間が欲しいんよ。」
レイ「そうか、わかった。いい返事を期待する。これを預けておく。俺に直通でつながる通信端末だ、何かあったら連絡くれ。」
はやて「わかった。なるべく早よう返答するよ。」
レイ「さて、帰るからバインド外してくれ。」
バインドを外して貰い、六課の入り口まで送って貰った。
レイ「それじゃ……“転移”」
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