第3章‐新生機動六課‐

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パリーン!パリーン! フェイトが4重に張ったシールドはいとも簡単に2枚も破られた。 フェイト「(これを耐えきれば…)はぁぁぁぁ!!」 残りの魔力でシールドをより強固にして防ぐ。だが… ピシ!ピシ! 割れはしないが、どんどん亀裂が出来て行く。 レイ「……“闇よ我が剣に纏え”」 レイが短い詠唱を終えると、刀の刃の周りに黒紫色をしたオーラの様なものが纏わりついた。 フェイト「(まだ打つ気なの?)」 レイ「悪い…黒衝連波で最後のつもりだったが、次に放つのを防ぎきれば、お前たちの勝ちだ。行くぞ………黒龍天昇波(コクリュウテンショウハ)!」 刀を上段から一気に下に振り下ろした。 すると、光線状の斬撃らしきものが黒い龍の形になりながらフェイトに向かって行く。 フェイト「クッ……あぁぁぁぁぁぁ!」 強固にしたシールドは2秒も持たずに、残り二枚のシールドを易々とぶち抜いた。 レイ「まずい!雷光舜動!」 レイの攻撃を防ぐのに、魔力を使い果たした為、フェイトは地面に向けて落下しだした。 ガシッ レイ「よっと……大丈夫か?フェイト。」 フェイト「あれ?レイ?…………!!!///////」 レイに助けてもらったの良かったが、自分の状況を理解すると急速顔が赤くなった。 因みに、お姫様抱っこされてます。 レイ「済まないな。少しやり過ぎた。もうすぐ地上だから、それまで我慢しててくれ。」 フェイト「…う、うん/////」 地上に降りると、フェイトを下ろした。 レイ「今日はこれで終了。全員のバインドは解除したから後は休め。それじゃ。“転移”」
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