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とある場所に、1人の男がいた。
そこは、太陽はなければ、動物もいない。
変わりに、空には一面を覆い尽くす黒い雲。その雲からは止まる事なく、稲妻が走っている。
動物の変わりに、大小様々な魔物が存在している。
川の変わり、熔岩が流れ、山からは常に噴火している。
森は殆どなく、あるのはほんの一部だけ。
その、ほんの一部の森の中心にそびえ立つ城が建っていた。
そんな場所を、男がたった1人で城を目指し歩いていた。
?「やっとだ……世界を作り替える力が手に入る……ククク…楽しみだ。」
一度立ち止まったが、再び歩き出した。
男が歩いて来た後には、バラバラになったり、氷付けにされたり、石化した魔物の死体だけが残っていた。
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