第4章ー動き出すモノー

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<???> とある場所に、1人の男がいた。 そこは、太陽はなければ、動物もいない。 変わりに、空には一面を覆い尽くす黒い雲。その雲からは止まる事なく、稲妻が走っている。 動物の変わりに、大小様々な魔物が存在している。 川の変わり、熔岩が流れ、山からは常に噴火している。 森は殆どなく、あるのはほんの一部だけ。 その、ほんの一部の森の中心にそびえ立つ城が建っていた。 そんな場所を、男がたった1人で城を目指し歩いていた。 ?「やっとだ……世界を作り替える力が手に入る……ククク…楽しみだ。」 一度立ち止まったが、再び歩き出した。 男が歩いて来た後には、バラバラになったり、氷付けにされたり、石化した魔物の死体だけが残っていた。
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