第4章ー動き出すモノー

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レイ「まぁ冥界龍王の事は俺もあまりよく知らない。だから、知ってる奴に聞くしかない。」 ハヤテ「誰か知っとる人でもおるんか?」 レイ「さっきも言ったが、冥界龍王が最後に現れたのは古代ベルカの時だ。それにあの時見たのはシグナム達ぐらいだろ?な?」 シグナム「確かに見てはいるが、私が見たのは赤く光る6つの目だけだ。」 ヴィータ「あたしが見たのもそれだ。」 レイ「ん~やっぱりアイツに聞いたほうが早いな。」 フェイト「アイツって?」 レイ「7つの大罪の王な聞くしか無いだろ。初代当主と共に冥界龍王を封印したんだから。」 なのは「でも、その大罪の王に聞くって言っても…どうやって話しを聞くの?」 レイ「……そんなもん直接喚び出すまでだ。みんな少し離れてろ。」 レイの言葉に、みんながレイから2~3メートル程離れた。 そして、レイは懐からナイフを取り出し、右手の人差し指に傷を付けた。 出てきてた血を、左手の平に漢数字の1の様な横線をいれた。 レイ「…上手く行くかな?……“我が血と契約せし者よ。今、我が命に従い此処に姿を現せ。来たれ!『憤怒のサタン』!」 詠唱を済ますと、同時に左手の平を床に押し付けた。 すると、血の様な色の魔法陣が浮かび上がった。
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