第5章ー傲慢の王ー

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レイ「午後はエリオとフェイトの教導と模擬戦か…。」 みんなより少し遅めの昼食を食べながら、午後の予定を確認していると、レイの携帯が鳴った。 レイ「どうした?リリィ?…そうか……何?その情報のデータ送れるか?あぁ、頼む。…リリィ、あまり無理するなよ。…わかってる。それじゃ………遂に動き出したか…」 レイは食堂を後にし、なのは達の所に向かった。 レイ「なのはいるか?話しがあるんだが。」 なのは「はいはぁい。ちょっと待ってね。」 インターホンを切って少ししてから、ドアが開いた。 なのは「お話って何かな?」 フェイト「何かあった?レイ?」 レイ「あぁ、奴らが動き出した。さっきリリィから連絡が来た。1時間程前から有名な科学者や学者が次々と拉致されている。ただ拉致された全員が、プロジェクトFに携わった者達だ。」 なのは「そんな…何で?」 レイ「俺が所持している大罪は強大な力だ。生まれながらにして所持している者は大丈夫だが、10歳を超えた者に大罪を無理やり所持させると、肉体と精神が追いつかず崩壊する。故に、プロジェクトFを使って奴らは、『器』を作るつもりだ。」
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