不誠実に勇者やってる方々と出会ったんですが……

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ナウ「……わかったよ。身ぐるみ全てはやれねぇけど、借りは返してやる」 身を起こし、シュウ達を見渡す ……全員ちゃんと揃ってるみたいだな シュウ「身ぐるみ全て差し出す以外で借りを返すだ?そんなん俺が納得するとでも……」 ナウ「お前ら、この世界の人間じゃないだろ」 シュウ「!」 俺の言葉にシュウがピクリと反応する ……ビンゴだったみたいだな 戦ってる時の魔法とか明らかにこの世界のものじゃなかったし、割と確信はしてたけど 異世界からの迷い子ってヤツ?俺担当じゃなかったからあんまり詳しく知らないんだけど、この世界にはよくあることらしいんだよね シュウ「……だったら何だ」 ナウ「帰してやんよ。お前らの世界に」 理屈はわかってるし、このくらいの人数なら多分今の力でも充分いける ……多分だけど シュウ「そんなことができるって?寝言は寝て言えよ」 ナウ「信じるも信じないもそっち次第……俺は強制はしない。ただ信じるなら早めに頼めっかな?ドールが起きちまうとできるかどうかわかんねーし」 これは事実だ。そもそも人間の身体に封印されたのなんか初めてだし ラル「……おいちょっと待て。ドールが起きたら?ドールってお前自身だろ?」 ナウ「えーそれ説明めんどいからパスー(―Д―)ノ←」 ラル「はぁ!?」
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