29人が本棚に入れています
本棚に追加
/142ページ
ナウ「……わかったよ。身ぐるみ全てはやれねぇけど、借りは返してやる」
身を起こし、シュウ達を見渡す
……全員ちゃんと揃ってるみたいだな
シュウ「身ぐるみ全て差し出す以外で借りを返すだ?そんなん俺が納得するとでも……」
ナウ「お前ら、この世界の人間じゃないだろ」
シュウ「!」
俺の言葉にシュウがピクリと反応する
……ビンゴだったみたいだな
戦ってる時の魔法とか明らかにこの世界のものじゃなかったし、割と確信はしてたけど
異世界からの迷い子ってヤツ?俺担当じゃなかったからあんまり詳しく知らないんだけど、この世界にはよくあることらしいんだよね
シュウ「……だったら何だ」
ナウ「帰してやんよ。お前らの世界に」
理屈はわかってるし、このくらいの人数なら多分今の力でも充分いける
……多分だけど
シュウ「そんなことができるって?寝言は寝て言えよ」
ナウ「信じるも信じないもそっち次第……俺は強制はしない。ただ信じるなら早めに頼めっかな?ドールが起きちまうとできるかどうかわかんねーし」
これは事実だ。そもそも人間の身体に封印されたのなんか初めてだし
ラル「……おいちょっと待て。ドールが起きたら?ドールってお前自身だろ?」
ナウ「えーそれ説明めんどいからパスー(―Д―)ノ←」
ラル「はぁ!?」
最初のコメントを投稿しよう!