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ドール「…………さて、と」
シュウ達が亀裂の向こうへと消え、辺りの音が一気に減る
ジャキ「……騒がしい方々でございましたね」
キルト「そうだな。最も、我らが言えたことではないが」
チャイブ「……また会えるといいのぜ」
スクラ「もっと……一緒にお話したかったな……」
口々に述べるその表情は皆どこか寂しそうで
ドール「そんな陰気な顔すんなって。縁があればまた会えるだろうし」
ほら行くぞ、と声をかけるも普段の張り合いのある返事はない
どうしたもんか……と悩んでいたその時
「失礼します、自衛軍です。住民の皆様の安否の確認を……あっ!」
安否確認をしに来たらしい兵が、店内にいる俺を見るなり固まる
……え、何。俺の顔に何かついてんの?
「た……隊長!い、いました!コイツです!今回の主犯と思われる化物!」
ドール「……………………え?」
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