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~数分後~
ドール「だからっ……いつもいつも……どうして、こうなる……かなっ……」
「住民の皆様は直ちに近くの安全な建物に避難して下さい!」
「うわああ!化物がこっちに!」
「逃げろ!殺されるぞ!」
ドール「殺さねーよ!」
今回の奇襲の主犯という謎の濡れ衣を着せられた俺らはこの街を全力疾走していた
どうやらあの魔人化の瞬間を見られていたらしく『モンスターを蹴散らしていた勇敢なる少年達に別モンスターを送り込んでいた怪鳥系の魔物』と認識されてしまったらしい
……濡れ衣にも程があるわ(-.-;)もう濡れ過ぎて衣がビダビダだわ←
キルト「……ドールと馬鹿鶏を差し出せば我らは助かるだろうか」
ドール「いや何恐ろしいこと企ててんだお前は!」
チャイブ「そうなのぜ!差し出すのはマスターだけで充分なのぜ!」
ドール「ブルータスじゃないけどお前もかっ!」
ジャキ「……こんなときにまで何をやっておられるのですか貴方がたは」
スクラ「…………♪」
軍の攻撃から逃げつつもギャーギャーとわめき立てる俺ら
そしてそれを呆れた表情で見るジャキとどこか楽しそうなスクラ
あいつらに負けず劣らず騒がしくて、馬鹿な集団
……そう、これでいい。これが俺らの"いつも通り"
もう少し穏やかだったらなぁ、とぼやくぐらいが調度いい
そして俺らは今日も"いつも通り"街を追われて旅に出る……
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