水に流せば万事OK

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ドール「うえぇ……酔った……」 始まって早々乗り物酔い状態ですいません。ドールです← ボラコムを追われてから約一週間が経過し、漸く俺らは次の街『ネイリシア』へと辿り着いたのですが…… ネイリシアは別名『運河の街』つまり、その……どう足掻いても主な移動手段が小型船になるわけで…… ドール「無理……もう無理ここで吐く……二度と船なんて乗るもんか……」 ジャキ『いやそうも言ってられないでしょう……』 呆れ顔でそう呟き、前を見ろと促すジャキ そこにあったのはまたしても水路。そして……小船 ドール「…………」 スクラ「マスター……大丈夫?」 ドール「…………無理」 ジャキ『……本当に乗り物駄目なのでございますね』 ジャキとスクラの口ぶりからすると今の俺の顔は相当死んでるんだろう 慰め、励ますように俺の背に小さな手をおくスクラの優しさが凄く嬉しい。いや変な意味じゃなく
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