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ゴリマッチョ「おい、聞いたか?また勇者が魔王に殺されたらしいぜ!!」
姑息な魔法使い「マジ!?今回はどいつ!?」
ゴリマッチョ「ほら、よくここで雑魚退治してたシイモだよ!!」
姑息な魔法使い「うわ、だっせー!!つーかあの弱さで魔王城行くとか馬鹿じゃねぇの!?うけるー!!」
ゴリマッチョ「だよなー、身の程をわきまえろっての!!ギャハハハハ!!」
とある酒場にて、何ともカンに障る笑い声が響く
「……腐ってんな」
ボサボサのスミレ色の髪、真っ黒なグラサンをかけ、左目の横に痛々しい傷痕のある青年
彼はそんな周りの雑音の中、一人、そう呟いた
ゴリマッチョ「ああ゛!?何だてめぇ!!!!」
雑音の一人が彼に向かって歩き出す
しかし、彼はそんなことを全く気にもとめずに、顔を上げ、言った
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