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『「変な瑞希ー」』
夕暮れの公園に、子供たちの笑い声が響いた。
『……じゃあ、そろそろ帰ろ??行こう、希美』
『うん』
残りの1人の少年が、少女……希美の手を引いた。
『「ばいばい。また明日、学校で」』
2人が声をそろえていった。瑞希と少年は苦笑いしながら、手を振った。
『ばいばい。希美、悠希。気をつけてね』
『ばいばい、また明日』
2人が去った後、公園には2つの影が残る。
『あの2人ってさぁ、なんだかんだ言っても仲いいよね』
『生まれたときから一緒だって言ってたじゃない。当たり前よ』
『そうだね(笑)あ、俺も帰らなきゃ……じゃあ、また明日』
『うん。ばいばい、朔夜』
瑞希は、走って公園から出て行く朔夜を見送った。
朔夜が去って、公園には瑞希ただ1人が残っている。
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