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黄side
"きゃー!!"
華々しい吉原に似合わない悲鳴が聞こえた、
不思議になって外を見ると次郎左右衛門さんが狂ってた
俺があの人を狂わせてしまったんや、と遠くを眺めていると吉原の街は血の海になっていった。
足音がし振り向くとそこには狂ってしまった次郎左右衛門さんの姿。
一歩、二歩‥、
嗚呼、俺の命は終わるんや
一瞬によって飛び散った紅い血。
"籠釣瓶は良く切れるな‥。"
貴方の嘆く声を最期に聞けて俺は幸せでした。
end
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