1 新しい生命

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「これからもずっと、一緒にいよう。美夜と、別々のところに帰りたくない。そばに、いてほしいんだ」 滋が優しい声でそう言うと、私は思わず涙ぐんでしまった。もちろん、その場ですぐに返事をした。断るわけなんかない。 その夜は、滋の部屋に泊まったし、さすがにいいムードにもなったけれど、最後まではしなかった。 触れてほしいのに。 やっぱり、ダメなの? 私じゃ…この体じゃ、汚れてる? 滋の意気地無し。 ……なんて。 本当に意気地がないのは、私のほうなのかもしれない。
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