一人の天才

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「よし。今回はこの席でみんかやってくれ」 担任の小林聖がそういった。 「お前隣なしかよ」 菅野裕太が笑ってからかいながら言う。 「うるさい」 俺は平然を装っていたが相当イライラしていた。 1ヶ月間隣なしはさすがにキツい。 このクラスは男子が女子より一人多いからどうしても一人余ってしまうのだ。 まあこの際仕方ないと 俺は諦めていた。 まだこの時は知らなかった。 自分の運命をかえる一人が現れることに。
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