神様の正体

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風が吹かないなら、木漏れ日に。 日差しを雲が隠すなら、小雨になって。 綺麗な歌を、聴かせてあげる。 そこに僕がいなくても。 あなたの傍にあるものを、愛せるように。 あなたを包む、すべてのものが。 あなたに優しく、あるように。 あなたを愛した奇跡を胸に。 眠りに堕ち逝く僕の。 たったひとつの、祈りです。 ――fin.
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