第4章:別れましょう

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「苦手、ってどんな感じで?」 どんな感じって言われても困るよね 説明が難しい 「とりあえず、写真あるけど見る?」 奏ちゃんがそんなことを言い出す なんでそんなの持ってるの!? 「駄目!!見せないで!!」 恥ずかしいなんてレベルじゃないよ…… もうなんていうか これなんて公開処刑?って感じ 「菜奈っち、優姫っち抑えておいて」 「分かったのだ」 いや、分からないでよ…… 菜奈ちゃん力強くて全然抵抗できないよ どうしよう、このままじゃ見られちゃうよ…… 江美お姉様も、早苗お姉様も、千鶴でさえ笑った私の顔を…… 「ごめん、見るね」 夢乃ちゃんがそう微笑む うぅ、そう微笑まれたら強く言えないよ…… 「いいけど、絶対に笑わないでね……?」 私がそう言うと明日香ちゃんと夢乃ちゃんは頷く まぁ笑わないなら、いいかな いつも色々お世話になってるし 「ぷっ…… い、いや笑ってないよ?」 明日香ちゃん思いっきり笑ってる…… 夢乃ちゃんはそんなことないよね? ってそう思って見てみると夢乃ちゃんも笑いをこらえてるみたいで うぅ、笑わないって約束したのに 「ご、ごめん、思ってた以上で…… で、でもこういう弱点可愛いよ」 いや、女の子としてメイク出来ないのは致命傷じゃないかな 弱点なんてレベルじゃない気がする
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