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「美味しいわ、すごく
言葉にするのを忘れちゃった」
そう笑う千鶴
千鶴、ほめ方うまいよね
言葉にするのを忘れる、なんて普通思いつかないもん
「良かった……
ねぇ千鶴、これで信じてくれる?
私千鶴にふさわしい妻になれたかな?
私ね、千鶴と別れたくない、絶対に
千鶴はどう……?」
私はそういう
だって全部説明するの、約束になってたから
私は千鶴と別れたくない
千鶴が初恋で、千鶴が最後の恋なんだもん
私はずっとずっと千鶴しか愛せないもん
「信じるわ
ふさわしいなんてものじゃない
今度は私が優姫にふさわしい妻になれるように努力するわ
だからね、それまで――
うぅんそれからもずっと、一緒にいてほしいわ」
そういって私を抱き締める千鶴
久しぶりに抱き締められた気がする
気がするんじゃなくて実際にそうなんだけど
そして私達は口づけを交わす
自然に、まるで1つの流れみたいに
「千鶴、大好き」
「うん、もう絶対に離さない」
千鶴はそう私を抱き締める
きっとこれからもこう喧嘩する事は出てくると思う
でもきっと私達なら、こうして2人で乗り越えられるよね
私と千鶴なら
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