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そんなこんなで挨拶は終わった
挨拶したのかも微妙だけど
まぁ認めてもらえて良かったよ
それよりケーキ美味しかったな
千鶴と同じくらいかそれ以上
やっぱり千鶴の母親なんだな、って思った
「優姫」
千鶴はそう言って手を差し出す
手を繋ごうってことだよね
私は千鶴の手を握る
「違うわ、こうよ」
千鶴は指を絡めてくる
千鶴って外じゃ恋人繋ぎしたがらないのに
だから私はびっくりしちゃう
嬉しいけど
「千鶴……?」
「胸を張りましょう
私達は好き合ってるんだから
それとも、優姫はもう私のことなんて嫌い?」
「い、いえ!!」
お義母様に認めてもらって
なんだか千鶴変わったかな?
「優姫、大好き」
「私も大好きだよ」
私達はそう、愛を確かめ合うことが出来た
これだけでも、お義母様に挨拶しにいった甲斐があったかな?
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