第1章:デート

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千鶴は私の言葉に足を止める 「そうよね 開くまで何してる? この時間じゃどこも開いてないし」 まぁ8時だからね 9時だったらどこかしら開いてただろうけど 「公園にでも行こうか」 「そうね、公園でゆっくりするのもいいかもね」 この近くには大きな公園がある 噴水があって、桜の木があって 聖ルキアの中庭を広くした感じの場所 遊具もあるから中庭とは全然雰囲気も違うんだけどね でもどこか中庭を思い出すんだよね 噴水と桜の木が大きいのかな? 桜の木は季節が季節だからもう葉桜になってるんだけど それもルキアの中庭で見てきた光景だから懐かしく感じる 「千鶴とベンチに座ってゆっくりお話 楽しみ」 「もう、ゆっくりお話ならいつもしてるじゃない」 千鶴はそういうけどしてない いつもお話してると千鶴がえっちぃことし出すから ゆっくり話したくてもいつも話せないんだよね 外でならえっちぃこともしないだろうからゆっくり話せる 本当に楽しみだったりする
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