~Introduction:-序奏-~

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リナが必死に休憩を提案するも、ハルカの根性が良くも悪くも踏ん張りをきかせ、意見が流され少し残念がる。 「・・・あー・・・、でもやっぱちょいキツいか・・・、」 しかし、ハルカもまたへばりにへばっていた事は確か。 一瞬気持ちが揺らいだか、 「・・・休憩、」 「するの?!」 「しようと思ったけどまだ声上げて跳び上がる元気あるみたいだからやっぱいいや。さー頑張っていこー。」 「オニーっ!!」 と思いきや、揺らぎならぬただの"釣り"。 リナの体力をやや(?)スパルタ寄りに見定めると、ハルカはスポ魂オーラ漂わせ、"さぁきびきび歩けぃ"と背中で語ってみせる。 しかしリナにとってはまさかの"釣られ"。 そんな背中見せられても"うん"とも"キュン"ともせんわと、堪らずハルカの背中に猛抗議。 「ほら頑張って。ラルドさん達の話じゃ、時間的にはそろそろ見えてくる頃だから・・・、ん・・・?」
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