序章

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とても静かで澄み切った夜 森の獣道にいる親子に語りかける雄の狼 「どうしても行くのか…モア」 モアと言われた母狼は穏やかに応える 「無論だベルセよ、我が念願を果たす」 決意を込めた言葉だが口調や表情はとても穏やかだった モアは隣にいるまだ幼い我が娘に頬ずりすると娘はお返しとばかりに母の顔をナメて甘えるimage=419080627.jpg
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