《第二話・楽しいいちご狩り編》

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「お、美味そうだな」 「いいタイミングで起きてきた」  琳子と悠太は顔を合わせ、笑う。 「なんだよ、俺が寝てる間にいい感じになりやがって」  憮然としている樹を見て、琳子は側に寄り見上げる。 「悠太とは友情を育んだだけだから」 「甘いな。男と女の間には友情など存在しないっ!」  樹は琳子を抱き寄せ、 「おはようのキスしてなかった」  と唇を重ねてきた。  琳子も素直に受け入れ、瞳を閉じる。 「二人とも、ご飯にしようよ」  悠太の声に樹は「おう」と答える。  なんだかそんな光景に琳子は幸せになって、笑みを浮かべた。 「遊園地もいいけど、今度は三人で寄席に行きましょうか」 「それ、いいね!」  琳子たちはこの先の予定を色々話し合い、楽しい食事をしたのであった。 【おわり】
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