挨拶

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「安藤さんみたいな美人が僕みたいなやつ好きになるなんてあり得ない。裏があるとしか思えない。」 その言葉に、二人は唖然としていた。しかし、五十嵐さんはすぐに我を取り戻し、話始めた。 「何言ってんのあんた。真由美はそんな悪い娘じゃないよ。確かに、変な噂あるけど、アホな女どもが言ってるだけだし。あんな噂、あんた信じてるわけ?」 確かに、噂話があるのは、俊幸も知っていた。売春やっているとか、実は淫乱でイケメンなら誰とも寝るとかいろんな噂があった。 俊幸もすべてを信じてるわけでは無かったが、頭の片隅にあったのは確かだった。 「ちょっと何か言いなさいよ」 五十嵐さんが息をまく。 少し考えて、俊幸は答えた。
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