6人が本棚に入れています
本棚に追加
俊幸は、こんなに五十嵐さんが真由美を弁護しているのを聞いても、
(これは、二人で演技して、自分を落としめるつもりなのかもしれない。信用はまだできない)
としか考えられなかった。
俊幸は、何か理由を付けてこの場から立ち去りたかった。
「ゴメン、次、移動授業だから教室に戻るよ」
次の授業は、都合よく体育だった。
「はぁー?まだ、話おわってないんだけど」
五十嵐さんが叫ぶように言っていたが、それを無視して俊幸は教室に戻った。
最初のコメントを投稿しよう!