手紙

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しかし、罠だとわかっていても、何かの拍子でイジメが始まってしまうのがイヤなので、放課後、体育館裏にいくことにした。  放課後になり、俊幸は体育館裏に行った。しかし、そこには誰もいなかった。  (あれ、誰もいない。もしかしたらただのイタズラだったのか) 俊幸は、イタズラされたことに腹を立てるより、イジメじゃなかったことに安堵した。  安心したところで、帰ろうとしたとき、後ろから声がした。  「待たせてゴメンなさい」 真由美だった。
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