希望の光?

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ある日 疲れ果て、帰宅途中の 電車の中で、 この小説? 自己満足? 自分弁護? の文字をひたすら綴る。 思った時、 言葉が突然、 滝のごとく頭の中で 文字が浮かび、 こんな、決して 小説などと呼べぬ 言葉をひたすら 綴る…。 ふと、 更新を終えた私は、 右側に何気なく 視線を向ける。 瞬間、 心臓が急激に ドクン、ドクン… と、スピードを加速する。 見覚えのある 横顔。 少し、疲れた横顔。 彼でした…。 半年間、 顔も見てないし、 連絡も取ってない。 でも、絶対、彼だと 確信した。 確信の根拠…。 それは、私の 重すぎる愛情。 更に 高なる鼓動。 そして、彼に近づく。 やっぱり彼。 どうしようか、 迷った。 でも 思いきって 彼の右の手をトントン と、叩いた。 彼は、私を見るなり 物凄く驚いた顔をして 読んでいた 雑誌を閉じた。 「…元気か?」 「…あまり…。」 彼は、ずっと うつむいたままの 私の横顔を 見ている。 「色々、ごめんな」 「ううん。私がもっと ちゃんとしていれば…。」 私は、彼の顔が 見れず、 うつむいたまま。 最寄り駅なんて 通りすぎ 彼の乗り換えする 駅まで。 あっという間に 時は過ぎた。こんな、偶然… いや キセキがあるんだね。 また、 待ってしまう 私がいる。 お互い 話したいことは、 たくさんある。 でも 今は…。 叶わぬ夢。 それでも 暗闇から 一筋の光が 見えた… 気がした。 少し、胸が大きく あいた服…。 「もう、僕以外の人の 前で、着ないで。」 … どうして? あなたは、私を 捨てた人よ。 家族を守るって 裏切れないって 私を 捨てた人よ…。 どうして? そんなこと、 言わないで…。
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