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「なんなんだよこれは!?」
美しかった自然公園は
いまは見るも無惨な惨状となっていた
木々は多数折れ
岩は粉々に壊れているのが多数見られる
そんな中争っている感じの2つの人影があった
1つは豚みたいだが
二本足突っ立っている
これだけでも十分変だ
もう一方は
数時間前まで一緒にいた
マヤ=シュルク=トップガンだ
「マ…マヤ何やってんだよ!?」
「アンタこそ何やって
キャッ」
オレの声に反応して
こっちに振り向いた
その隙に
豚はマヤの横腹に一撃を繰り出したのだ
ドスッ!ズザァァァ
マヤは一撃で数mも飛ばされた
思わずオレはマヤの下へと向かった
「マ…マヤ大丈夫か?
スマン、オレのせいで…」
「まったくよ
なんで外に出て来たの
せっかく忠告してあげたのに
意味ないじゃない…」
「スマン本当に申し訳ない
それよりケガないか」
「大丈夫よ
あんな程度の攻撃
擦り傷程度よ!!
それよりアンタ
ここからいますぐ逃げなさい!」
「イヤだ!!
お前を1人残して逃げてたまるか!」
「な、なんでよ
ここは危険なのよ!」
「だったら尚更逃げねえよ
そんなに危険な場所にお前を1人にできるか!
なにかオレに出来ることはあるか?
お前…いやマヤの為なら何だってやってやるよ!!!」
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