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「バ…バカもう知んない勝手に死ねば///」
「ああ、勝手にさせてもらうよ
死なない程度にな」
意地ばっかり張りやがって
まぁ赤面した顔も可愛い…いや今はそんな事を考えるな
さてどうする
勝手にすると言ったけど
何も思いつかん
てかこんな怪物に勝てんのか?
「アンタ囮になりなさい」
マヤはいきなりそう言った
「囮!?いきなり何言ってんだよ」
「さっきまで水系の下級呪文を唱えて戦っていたの
でもね、効いているとは思うけど決定打にはなっていないの
だから上級の水系の呪文を唱えるから
それまでの時間を稼いで」
「どれぐらい稼げればいい?」
「10分よ」
「10分か…わかった出来るだけやるよ
アイツの弱点ってのはあるのか?」
「鼻と水よ
ちなみにあの豚は火の魔獣だから
基本的に『火の玉』《ファイア・ボール》や『炎の矢』《フレイム・アロー》
を唱えてくるから」
「ああ、ありがとうよ
じゃあいっちょやりますか怪物狩りをよ」
オレは近くにあった石をいくつか拾い上げ
「オラッッよ」
かけ声と共に石を怪物の鼻にめがけて投げつけた
「こっちに来いよ楽しい鬼ごっこが始まるぜ」
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