落ちていた魔法少女

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学校帰りにスーパーに寄るのも久しぶりだ 昔母親が入院してた時以来だな あの時に料理をできるように なったんだよな と、懐かしい思い出に浸っていた しかし一気に現実に戻されることが目の前に起きていた 女の子が 家の近くに 倒れていたんだ どうしょう… 「だ、大丈夫ですか~?」 「お…お、お腹空いた」 そう言ってオレの足にがっしりとしがみついてきた てかすげー力強いですけどこの子 「行き倒れかよ!! てかまず足を離せ」 「お腹…空いた」 「わかったわかったからまず 足を離して」 「ありがと」 そう言って気を失ったのか 安心仕切ったように 寝てしまった 「ちっ やっと離したか 面倒なことに関わってられるか」 そう呟きその女の子を 置いて行こうとした その時 かすかなまるで風のような音で 「助けて」 と聞こえた オレは聞き間違いかと思えたが それを無視する事ができず 家の中に連れて帰ってしまった
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