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部屋に戻ってアイフォンで遊んでたら、お母さんが目をパンパンに腫らしながら入ってきた。
『……お母さん?』
「沙耶っ」
お母さんは泣きながら抱きついてきた。周りのなかでは若いお母さんやからたまに子供みたいなとこがある。
『どしたん?』
「…死なんといてやぁっ」
お母さんがヒックヒックなりながら言った。
『なにいうてんの?死ぬわけないやん。お母さん置いて死んだりせぇへんよ』
あたしはお母さんの頭を撫でた。
「…ほんま?」
お母さんが上目遣いであたしを見る。
『ほんま。』
あたしはにっこり笑いながら言った。
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