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悟は静かに歩み寄る…
そして、近くまで行くと
声をかける。
悟『おいっ!』
女の子は、振り返る。
悟に気づくと、逃げようとする…
しかし、悟は女の子の手を掴んだ。
悟『逃げるの好きだなぁ(笑)特技か?』
笑いながら言う
女の子『離して!!』
振り払おうとするが、やはり男の力には勝てない。
悟『べつに、取って食うわけじゃないから、逃げるなよ(笑)』
女の子『離してくれないと叫ぶよ?!』
悟『どうして、俺が離さないか理由も聞かないで?』
女の子『じゃあ理由言って!あたし、おバカに引き止められる理由ないんだけど!』
悟『あの日、雨の中、空を見上げる君を、ほって置けなくなった…』
女の子は、悟を見つめる
女の子『本当のバカだ!あんたに関係ないじゃん!』
悟『バカで結構!!お前は何を考えてるんだ?』
女の子は、何か見透かされたような気がして目を反らした。
悟『べつに、たかが3回しか会ってないのに話せなんて言ってないから!ただ気になって探した。』
そう言って、女の子の手を離した…
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