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春菜の歌に聞き入っていると、歌が終わってしまっている事に、ふと気付く。
春菜『あんたさぁー、人が歌い終わったんだから拍手ぐらいできないの?』
少し冗談混じりに言う春菜。
悟『あぁ…ゴメン。正直上手すぎて言葉も出なかった!』
真顔で、答える悟に春菜は、なんと言っていいのかわからず、無言になってしまった。
悟『春菜さぁ、歌手になれば?』
春菜『はぁ?ムリっしょ?相変わらずのバカだね!』
鼻で笑い、話を変えようとする春菜。
それでも、悟は話を続ける。
悟『いや…本当に言ってんだ』
しばらく沈黙が続く。
すると、悟が突拍子もない事を言い出した。
悟『俺、春菜を歌手にする!春菜の歌に惚れた!』
わけの分からない発言に春菜は
春菜『バカすぎる!!歌手になんてなりたくないし!!』
そう言って間にうけず、また歌を唄い出した。
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