如何様

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山犬と一悶着あった翌日の日曜日、龍希はブランクにあるものを見せる為にトランプをシャッフルしていた。 「これについては知ってるんだよな?」 「ああ。13の数字と4の絵柄を組み合わせたカードで、様々な遊びができると聞いている」 「強ち間違ってはいないな。さて、この中から一枚取ってくれ」 「……」 ブランクは黙ってトランプを一枚抜き取る。 「じゃあ次にそのカードをよく憶えるんだ」 (ふむ、「すぺーど」の8か) 「憶えたらこの中に再び戻す」 再びブランクは龍希に言われた通り、それをカード束に戻した。 「これでどうするのだ?」 「へへ……まあ見てろって」
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