一章 ~ 回想 ~

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今日もいい天気だ。地図にも載らない小さな村。 八歳のクリアと十歳のシーク。 二人は今日も長老に頼まれて森へと向かっていた。 森へ入り、少し右の方へ行くと洞窟があり、そこには『ひかりごけ』が生えている泉がある。 『ひかりごけ』は長老が調合する薬に必要らしい。 二人は泉へと向かう。ここには小さなモンスターが時々出てくる。 シークは、ひのきの棒を振り回しモンスターをタコ殴りにして、倒していく。 その間にクリアが『ひかりごけ』をカゴへと入れていく。 カゴ一杯になった所でクリアは泉の水を手ですくい飲んだ。 「あー、おいしい」 疲れて来たシークは 「クリア!行くぞ!」と叫ぶ。 クリアは慌てて後を追った。 途中で泉にカゴを置き忘れた事に気づきクリアは引き返した。 クリアはカゴを手に取ると出口へと急いだ。
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