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僕は、静かなこの空間で
そっと、耳を澄ましてみた
でも、なんにも聞こえないよ
『クドッ』
キミの暖かい声が
聞こえないんだ
本当は
少しだけ
キミが居ないことが
キミのぬくもりがないことが
キミの声が聞こえないことが
怖いよ
少し遠くに輝く太陽が見えた
少しだけ
気のせいかもしれないけど
暖かかったような気がした
そんな時、懐かしい匂いを感じて
僕は瞳を閉じた
少しだけ眠いと感じる溶けゆく意識の隙間
この部屋の外には青い大きなビー玉
僕はその時に一気に目が覚めて
窓に張り付いた
そして、ココロの中でこう思った
(キミの夢の続きを
僕は今この眼で見ているよ)
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