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「それは不思議ですね。俺も長い事土地神してますが、そんな話は聞いた事ないです。」
「あ、そう言えば三雲神が一番ここの町の土地神長いもんねー」
思い出した様に悠水が言った。
「神社もデカイしな。」
「そうそう!由緒ある社だよねー
三雲神の家行くと、何時も参拝してる人居るし。」
小町と悠水が三雲をじっと見ながら言う。
「そんなに見つめないで下さい。
ところでシオン様。」
「はい」
「何処か行く宛てはあるのですか?」
「えっと…」
3神がシオンを目を輝かせながらバっと見つめる。その様子に多少引きながら話始める
「ここの次元神と仲が良くて、
“センパイ!良かったらウチの世界に来ませんか?センパイの世界に多少似てますし!”
って言われて現在に至る訳です。
特にこの町は魔法が使えるから、生活するのに不便はないですから」
「住む所とか決めてるのか?」
「いえ。そこら辺の木陰で寝起きしてますが…」
「ちょ…!」
(偉い神様なのに野宿って…俺たちの沽券に関わりますよそれ。)
「じゃあ、僕の家に居なよー
ここは高台にあるから町を見渡せるしー、オーシャンビューだしー」
((抜け駆け!))
「良いんですか?」
「うん。どうせ人なんて殆ど来ないしねー」
「では、お言葉に甘えて」
「私、思った事あるんだけど
あの2神似てないか?」
「奇遇ですね。俺もです。」
何やら話し込んでいる2神(片方は元神様)を見て、何とも言えない不安感を感じる他の2神であった。
「ところで、シオン様って何歳なんですかー?」
「確か……1489億8653万0308歳です。」
見た目の割にかなりご年配の様だ
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